今は、ほとんどの地域で日常が通常に戻りつつあります。
しかし、期待はしつつも完全にはもどらないものがあるという現実。
どれだけ受け止めることができるだろうか。
3月~5月の間、学校がお休みになった期間は実質約5~7週間。
本来ならば、この程度の学習の遅れを取り戻すことはそう難しくはありません。
でも、保護者のみなさんは感じていますよね。
子どもたちの負った真のダメージは学習の遅れではありません。
この3か月間、子どもたちの生活は外出を控えることを前提に様々な制限がかけられてきました。
友だちに会ってはいけない、買い物に行ってはいけない、外での運動がしづらい等々の『してはいけない』ことばかり。
(徐々に緩和されていったこともありますが…)
また、年々子供たちの日常生活は受動的な忙しさが増してきていると感じていました。
(※私が考えている受動的な忙しさとは、本人たちの意志ではない『しなくてはならない』ことを指します)
このたびの学校休校による影響として、これまでの『しなくてはならない』ことだらけの日常から、『してはいけない』ことだらけの非日常に180度変わってしまったのです。
(極端に言うと)
そして、長すぎた非日常生活のため、日常と非日常が入れ替わり、現在子供たちは逆転現象の中で生活していることになります。
(もちろん全員ではありませんが)
今、子供たちに必要なことは
・学校が休校だったときの生活を引きずらない。
・学校生活を中心に生活していく。
ことだと思います。
早く寝て、早く起きて、しっかり食べ、しっかり学ぶ。
まずは、基本を頑張りましょう。